世界地図の「見た目」が変わる?国連が面積を正しく表す地図を推奨した理由
私たちが慣れ親しんでいる世界地図の書き方が、国連で議論されました。アフリカなどの国々が中心となり、国の大きさをより正確に伝える地図を使うように促す決議が採択されたのです。日本も賛成しており、これから私たちが目にする地図の印象が変わるかもしれません。
何が起きたのか
国連総会で、世界地図によく使われる「メルカトル図法」以外の書き方を勧める決議が採択されました。この動きを主導したのはアフリカの国々です。今の地図では赤道に近い地域の面積が実際より小さく見えてしまうため、より正確に大きさを表せる「イコールアース図法」などの採用を各国に促しています。日本もこの決議に賛成しました。これまで当たり前だと思っていた地図の描き方が、世界の公平な視点から見直されることになります。
なぜ注目されているのか
メルカトル図法は、もともと船の航海に便利だったため世界に広がりました。けれど、北や南に行くほど面積が大きく見える仕組みです。例えるなら、無理に生地を引っ張って作った服のようなもので、場所によってサイズ感がバラバラになってしまいます。これが「特定の地域が小さく見える」という不均衡なイメージを定着させてきたと指摘されています。もしかすると、お子さんの教科書やスマートフォンの地図アプリの見た目が、将来的に変わるかもしれません。
報道を読み比べると
NHKやYahoo!ニュースは、アフリカ諸国が主導した点や、面積の正確さに注目して伝えています。また、読売新聞などは具体的に「イコールアース図法」という名称を挙げて報じました。どの媒体も、従来の地図がもたらす「世界観の偏り」を解消したいという意図を伝えていますが、具体的にいつから、どのような場面で新しい地図への切り替えが進むのかという詳細については、今回の報道では触れられていません。
この記事に出てくる言葉
- メルカトル図法
- 航海に便利だが、北極や南極に近いほど面積が大きく見える地図の書き方。
- イコールアース図法
- 各国の面積をできるだけ正確に再現しようとする新しい地図の書き方。
今後の注目点
- 学校の教科書や公的な資料の地図がいつ頃から変更されるか
- 新しい図法がどれくらい一般的に普及していくか
よくある質問
なぜ今までの地図は面積が違ったの?
メルカトル図法は、角度を正しく保つことで船の方向を決めやすくしたため、どうしても面積にゆがみが出てしまう仕組みだからです。
日本の大きさは変わって見える?
日本は中緯度に位置するため、極端な変化はありませんが、アフリカなどの低緯度地域との比率がより正しく表示されるようになります。
🌏 タビ の取材メモ
この話題を選んだ理由:3つの媒体が同じ出来事を報じていた、同じ話題で4本の配信があった(注目度スコア 4.365)
「イコールアース図法」という具体的な名称が出ている媒体とそうでない媒体がありました。また、決議が「推奨」であるため、強制力があるのか、具体的にどう導入されるのかという実務的な部分は材料になかったため、含めないようにしました。
参照した報道(3媒体・4本)
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