AIに学習されるのを防ぐ設定や、アプリ開発を楽にする仕組みなど、Cloudflareの動きが活発に
インターネットの安全を守ったり、Webサイトの作り方を便利にしたりする「Cloudflare」というサービスが、新しい機能を次々と発表しています。AIに自分のデータを使わせない設定や、開発者がアプリを公開しやすくするツールなど、インターネットの使い方が少しずつ変わり始めています。
何が起きたのか
Cloudflareは、検索エンジンにはサイトを見つけてもらうけれど、AIの学習には使わせないという新しい設定メニュー「AI学習の不許可」を発表しました。これにはGoogleやApple、Microsoftも対応しています。また、自分のパソコンで作ったプログラムを簡単に世界へ公開できる「Quick Tunnels」や、特定の仕組みで作ったアプリを別の場所へ移しやすくする「Vinext 1.0」といった、開発を助けるツールも登場しています。さらに、個人の開発者がCloudflareを使って自宅のサーバー環境を新しく作り直した事例も紹介されています。
なぜ注目されているのか
最近では、AIがネット上の情報を勝手に学習してしまうことへの不安が高まっています。これは、例えば自分の書いた日記が、知らないうちにAIの知識の一部として使われてしまうような感覚に近いかもしれません。こうした「守り」の機能は、個人のプライバシーや著作権を守るために重要です。一方で、開発者がアプリをより自由に、さまざまな場所へ公開できるようにする「作りやすさ」の向上も、インターネットの進化を支える大きな要素として注目されています。
報道を読み比べると
ITmedia AI+は、AI学習の拒否設定という「守り」の側面に焦点を当てて報じています。一方で、はてなブックマークでは、個人の開発者がCloudflareを使って自宅のサーバー環境を刷新した話や、手軽にサーバーを公開できる機能が紹介されています。Publickeyは、アプリの公開先を広げるための新しいツールのリリースについて伝えており、それぞれ「防衛」「活用」「開発効率」という異なる視点からCloudflareの動きを捉えています。
この記事に出てくる言葉
- クロール
- 検索エンジンが、インターネット上の情報を集めるためにサイトを巡回して読み取ること。
- サーバレス
- 利用者がサーバーの管理を意識することなく、プログラムの実行に必要な分だけ動く仕組みのこと。
- デプロイ
- 作成したプログラムを、実際にインターネット上で動かせる状態に配置すること。
今後の注目点
- AI学習の拒否設定が、どれくらい一般的に普及していくか
- アプリの開発環境が、より自由で使いやすいものへ変わっていくか
よくある質問
AI学習の拒否とは何ですか?
検索エンジンにはサイトの内容を見せつつ、AIがその内容を学習して新しい知識を作るために使うことは禁止できる、という設定のことです。
Quick Tunnelsを使うと何が便利ですか?
難しい設定やアカウント作成なしで、自分のパソコンの中だけで動かしているプログラムを、すぐにインターネットへ公開できるようになります。
💻 テモト の取材メモ
この話題を選んだ理由:3つの媒体が同じ出来事を報じていた、同じ話題で4本の配信があった(注目度スコア 5.322)
今回の材料は、Cloudflareという一つの企業に関するニュースが中心ですが、内容は「AI対策」から「開発ツールのリリース」まで幅広いです。個人のサーバー構築の話も含まれており、プロ向けの技術的な話と、より広いネット環境のルール作りという、二つの側面があると感じました。
参照した報道(3媒体・4本)
この記事は下記の各社が公開している見出し・配信情報をもとに、独自にまとめたものです。記事本文は転載していません。詳細は各社の元記事をご確認ください。
- Next.jsアプリをCloudflare WorkersやAWS LambdaなどVercel以外のサーバレス基盤へデプロイできる「Vinext 1.0」リリース Publickeypublickey1.jp
- 自宅KubernetesをTalos Linux + Cloudflareベースに刷新した はてなブックマークblog.whywrite.it
- Quick Tunnels · Cloudflare はてなブックマークtry.cloudflare.com
- AI学習は拒否、検索クロールは維持……Cloudflareの新機能「AI学習の不許可」 Google、Apple、Microsoftが対応 ITmedia AI+itmedia.co.jp
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