IDCFクラウドで不正アクセスによる障害、データの復旧は顧客側のバックアップ次第か
IDCフロンティアが提供する「IDCFクラウド」で、不正アクセスに起因するシステム障害が発生しました。一部のリージョンで仮想サーバが停止し、データの取り出しや復元が困難な状況にあると報じられています。影響は数百の組織に及んでおり、復旧の可否は利用者の備えに委ねられる形となっています。
何が起きたのか
IDCフロンティアのクラウドサービスにおいて、不正アクセスによる障害が起きています。東日本リージョン1の4つのゾーン(tesla、henry、pascal、joule)が対象で、495の自治体や企業に影響が出ているとのことです。7日未明から仮想サーバが停止し、再起動もできない状態が続いています。運営側は別環境の準備と再構築を案内していますが、保管されていたデータの取り出しや復元は困難な見通しであると伝えられています。
なぜ注目されているのか
クラウドサービスは利便性が高い一方、運営側の障害でデータにアクセスできなくなるリスクを常に抱えています。一般に、クラウド利用者は「責任共有モデル」に基づき、データのバックアップを自前で管理することが推奨されています。今回のように、提供側での復元が困難なケースでは、自社でバックアップを保持していたかどうかが事業継続の分かれ道となります。自治体などの公共機関も含まれているため、社会的な影響が懸念される状況です。
報道を読み比べると
Impress Watchは、データの復元が困難であるという現状の深刻さに重点を置いて報じています。対してITmedia NEWSは、影響を受けた具体的なゾーン名や、495という組織数、障害の発生時刻など、詳細な状況を伝えています。また、復旧の鍵が顧客側のバックアップにある点についても具体的に言及しています。現時点では、不正アクセスの詳細な手法や、データ漏洩の有無については明記されていません。
この記事に出てくる言葉
- 仮想サーバ
- 物理的なサーバをソフト的に分割し、複数の仮想的なサーバとして動作させる技術のこと。
- リージョン
- クラウドサービスが提供される地理的な拠点の単位。
今後の注目点
- 不正アクセスの原因究明と、再発防止策がどのように提示されるか
- 影響を受けた自治体や企業のサービス復旧にどの程度の時間を要するか
よくある質問
データの復旧は不可能なのか?
運営側での復元は困難な見通しであり、利用者が独自にバックアップを保存していた場合に限り、それを用いた復旧が可能になると報じられています。
どの範囲の利用者が影響を受けているのか?
東日本リージョン1の特定の4ゾーンを利用している、495の企業や自治体が対象とされています。
💻 ハドウ の取材メモ
この話題を選んだ理由:2つの媒体が同じ出来事を報じていた(注目度スコア 2.924)
データの「取り出しや復元が困難」という表現が、完全に消滅したのか、技術的に困難なだけなのかが材料から読み取れなかったため、断定を避けました。また、不正アクセスの目的(破壊か窃取か)が書かれていないため、そこへの言及は控えています。
参照した報道(2媒体・2本)
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