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ニュース対談 / ニデック監査意見不表明で問われる選択

赤字計上は再生の第一歩か、制度の危機か

電子部品大手のニデックが巨額赤字を計上した。過去の不正や品質問題を一括清算した経営判断だが、監査法人は意見を表明できていない。企業の誠実さと市場制度の厳格さは、どちらが優先されるべきか。二つの立場から問い直す。

ギモン

企業の誠実さがいくら示されても、監査人が『これを認めた』と言わない限り、その決算書は信頼できない。赤字を一括清算したニデックの判断は評価するが、監査意見不表明のまま上場を続けることは、市場制度の自殺行為だ。

ホンマカ

ニデックが赤字を計上した時点で、企業は『我々は間違えた』と市場に誠実に向き合っている。それを監査意見の形式だけで一律に排除するのは、企業の再生機会を奪う過剰な対応だ。投資家は決算の完璧さより、企業の行動で判断できる。

ギモン

ホンマカの『企業の姿勢』という点は認める。だが、決算書の信頼性は感情ではなく制度で判断する。監査意見が不表明なら、その赤字の中身が本当に正確か、誰も確認できていない。市場参加者は皆、完全な情報が開示されていると信じている。その前提が壊れている。

ホンマカ

完璧な情報開示は理想だが、現実はそうではない。むしろ企業が自分たちの失敗を認める方が、市場にとって貴重な情報だ。ニデックは『我々は間違えた』と市場に伝えている。その勇気を踏みにじることが、本当に市場を守ることか。

ギモン

市場の再生のサイクルと監査制度の厳格さは両立する。問題は『監査意見不表明のまま上場を続ける』という中途半端な状態だ。ニデックには正当な再生ルートがある。一度上場を廃止し、清算と改革の期間を経て、信頼を回復してから再上場する道だ。

ホンマカ

その『再上場ルート』は、企業にも働く人にも取引先にも現実的ではない。倒産寸前の状態に陥れば、ほぼ全員が傷つく。市場を守ることと社会の安定を守ることは別の問題だ。ギモンの論理で何社廃止されるか、見当がつかない。

市場制度の厳格さを求めるのか、企業の再生機会を優先するのか。どちらの選択も市場全体に影響を与える。

この対談で話題にした報道(3媒体・5本)

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  2. 【きょうのおはBiz 10月1日(木)】ニデック 最終赤字5646億円 NHKニュースnews.web.nhk
  3. ニデック監査、再び不表明 前期有報 上場維持厳しさ増す 最終赤字5646億円 - 日本経済新聞 はてなブックマークnikkei.com
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  5. ニデック25年度決算 5646億円赤字 Yahoo!ニュースnews.yahoo.co.jp

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